読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

恵比寿の夜は石音たかく

恵比寿で暮らすバーテンダー、イゴの雑記。音と碁と酒が好き。

【1月6日がお誕生日】つじあやのさん

今日1月6日(金)がお誕生日! つじあやのさん、おめでとうございますー。

つじあやのさんと言えば、眼鏡とウクレレ。その変わらないスタイルに安心感がありますし、何よりもはんなりした歌声がたまらなく好きです。

つじあやのさんで好きな曲は幾つかあって。斉藤和義さんとカバーした曲や、グレイプバインのライブに呼ばれて一緒に歌ったものなど、誰かとのコラボも素晴らしい。

そんな中、特に大好きな「桜の木の下で」をオススメしたいです! トーレ・ヨハンソンのプロデュースと、つじあやのさんのはんなりした歌声や文学的な歌詞がベストマッチです。

 

最近はCM曲を歌われたり、映画音楽を担当したりしているよう。いいですね。

つじあやのさん、お誕生日おめでとうございます!

 

めでたいことは、笑顔で呑んで。

恵比寿のバーでの仕事が25時と早めに終わったので急いで『大衆かっぽう 和家』へと駆けつけたのは、今夜が和家の今年初日以上に大将に初めてのお子様が産まれたと報告があったから。

本来であれば閉店時間を過ぎているのに、店内にはお祝いに駆けつけた常連さんで賑わっていた。

 

 f:id:yebisu15:20170106192542j:image

 「イゴちゃん、仕事終わり? 日本酒呑もう、のもー」

 

既に出来上がってる常連の何人かが一升瓶片手に振舞ってくれた。

明日も仕事なのにこんな遅くまで残ってるのは、大将カズさんの人望だったり、和家の居心地の良さもあるんだろうって確信している。

 

「お子様が産まれてきた時、どんな気分だった?」 「写真見た、かわいいー!」 「娘さんは僕が守ります(真顔)」 「奥様に似てるよねー」 「僕も子供欲しいなー」 「カズさんのお子様が、こんなに特別に思えるとは思わず嬉しい」 「子供が産まれるって神秘だわ」「めでたい、めでたい。日本酒を呑みましょ」

 

特別な話題でもない。お子様が産まれた家庭の多くで広がるありふれた会話かもしれないけど、それでも笑顔でありふれた会話をできる友人がいることが幸せでしかたない。

 

f:id:yebisu15:20170106192534j:image

その後、さすがに明日がある方々が後ろ髪を引かれながら帰っていき、最後は大将カズさんと常連男性と僕とでしっぽりとオッさんトーク。

子供って、いいね。父親って、いいね。母親って、凄いね。僕もいつかなれたら嬉しいな。

仕事はじめと、お雑煮で。

1月4日の今夜から、仕事はじめ。10月から働いているバーは、家から徒歩3分。職場と自宅が近いのは、個人的に嬉しい。

 

「おはようございます」と、先に仕込みで出社していたスタッフに挨拶。

この日は早めの15時30分出社、それでも「おはようございます」と挨拶するし19時出社でも同様。理由は分からないけど、そういう業界ルールらしい。

 

2017年初日の今日は、通常よりも掃除を念入りに。

勿論、年末に掃除をしっかりしているけど、1週間近く閉めていたので念入りに。他にも、年末にカウンターや木の柱に塗り込んだ蜜蝋(ワックス的に使用)を拭ったり。

 

店内の掃除は好き。綺麗に整った店内にお客さまを迎えるのは気持ちいい、例えお客さまがそれに気付かなくても。

以前、メジャーリーグの著名な球場マネージャーが「トイレが綺麗で再来場する客はいないが、トイレが汚くて二度と来ない客はいる」的なことを発言していたのが頭に残ってる。それを実感してるからだと思う。

 

年末年始仕様だった店内が通常モードに整っていく。気持ちいい。そして時間になり、お客さまを迎える。今年も1つでも多く笑顔が見れますように、頑張ろう。

 

 

今夜は早めに24時で退社。仕事終わりには1人で近所のbar GENCOで呑むのが多く、今夜も例外なく。

店内には見知ったお客さんも、初めましての人も。バーテンダーが「イゴさん、お雑煮食べる?」とサービスしてくれた。

f:id:yebisu15:20170105181616j:image

 

今年初のお雑煮。年始に食べてなかったので、嬉しい。仕事も始まり2017年を改めて始めた気分。なんか嬉しく思うから、それは幸せなんだろうって思う。

今週のお題「2017年にやりたいこと」

今週のお題「2017年にやりたいこと」

 

三が日も最終日の今夜、恵比寿も賑わいが戻りつつあって。自宅で用事を片付けるのに手間取った僕は22時過ぎにやっと町に出て、そそくさといつも通ってるbar GENCOに駆け込んだ。

 

今年初の開店にも関わらず、店内の雰囲気は良い意味でいつも通り。何名かいた常連さんと店長はいつもと変わらずドラゴンボールの話をしていた。男の子ってホント好きね、ドラゴンボール

キープしてるジャックダニエルをソーダで割ったハイボールを呑みはじめてすぐ、カウンターにいた常連女性客に声をかけられた。

 

「イゴさん。去年末に『僕の2017年の目標は……』って言いかけて、誰かに遮られたんです。途中になってるの、覚えてます?」

「えっ、僕が? 去年、先月に? 2017年の目標を言いかけたの?!」

 

大きな目標を立てたところで疲れて倒れるタイプなのが、僕。それを知ってるから、出来る範囲で不言実行でいたいのだけど。それでも「2017年の目標は〜」と言い出すということは……。

 

「たぶんね、その時の僕は酔ってたんじゃないかな?(こんな風に)」

f:id:yebisu15:20170104144610j:image

(2016年10月、bar GENCOで酔ったフリをする僕)

 

「あー、酔ってたかもしれないです。覚えてないんですか?」

「覚えてないねー、特に言うほどの目標もないもん」

「それでも酔って言い出したってことは、何かあるのかもしれませんね」

 

ちょっとドキッとした。『自分はこんなもんだ』と押し付けてるのであれば、そんな自分を本当はツライと思ってるのであれば……。僕も聞いてみたかったな、2017年の僕の目標。

 

「……イゴさん、どうかしたんですか? 急に黙り込んで」

「えっ、いや別に(いかん、いかん。たぶん、こんな顔をしてたんだろうな)」

f:id:yebisu15:20170104145400j:image

(2016年10月、bar GENCOで酔ったフリに疲れた僕)

 

「2017年は彼女が出来たり結婚できたらいいなー、無理だろうけど!」と笑って濁しつつ、「イゴさんならすぐ出来ますよー」と差し障りのない発言に苦笑いしつつ、ハイボールで呑み込んだ。

 

まずは今年から始めたこのブログを毎日更新して、自分の日々を見つめ直そうと思った2017年三が日最後の夜でした。改めて、よろしくどうぞ。

映画『鑑定士と顔のない依頼人』を、観て。

『不安』とは他者から与えられる『恐怖』ではなく、他者への興味から生まれる『期待』が内包される『現実』なのかもしれない。

そして、その『現実』は痛みもあれば、安らぎもあり、孤独でもあれば、幸せにもなる。本作を観おえた僕の感想は、そんなポジティブなものだった。

▼映画『鑑定士と顔のない依頼人』予告

 

本作はミステリ映画とも、ラブストーリーとも言えるでしょう。が、僕には60歳を超えた”男の子”が”大人”になることを描いた作品のようにも観えました。

最後の解釈には、そのミステリもラブストーリーも必要になります。『贋作(偽物)』か『本当(真実)』かを鑑定する喜びを視聴者に残した本作の最後に、僕は賞賛を贈りたくなるのです。

 

他のオススメポイントは、音楽です。流れる音楽や物音は、視聴者を不安にもすれば、次に起こるネタバレを彷彿させたりします。

それは本作へクギ付けにする手伝いになるはずです。そして、主人公の鑑定士ヴァージル・オールドマンに感情移入することができたら、存分に『現実』を楽しんでください。

 

(2017年1月2日 amazonプライムにて自宅鑑賞) 

 

 

以下、ネタバレです。 

 

 

不安は興味から生まれ、その甘美は極上のものである。どれだけ傷ついたとしても。

ヴァージルが騙されていることに関して、作品の中で幾つかヒントがこぼれる。それはヴァージルへのヒントで、同時に視聴者への『不安(つまりは期待が内包される現実)』を埋め込む楔でもある。

この『不安』からくる甘美に魅せられた視聴者は、最後までスクリーンに釘付けだっただろう。僕がそうだったように。

 

最後、正気を取り戻したヴァージルが辿り着いたのは、クレアが唯一行きたかった思い出の店『ナイト・アンド・デイ』だった。

このクレアがヴァージルと視聴者にこぼしたヒントは、果たして嘘か? 真実か? そんな思い出話をする必要があったのか?

 

僕は、……あくまでも僕の本作の楽しみ方は、『ナイト・アンド・デイ』の思い出は本物であり、クレアからヴァージルへの愛情も本当に近かったものになったと思ってのものです。

そう、クレアはヴァージルを愛した。だから、身体も重ねた。それでも、彼女はヴァージルではなくお金を選んだ。それが『現実』の1つだと思うのです。

 

ヴァージルが「連れを待っている」とウェイターに応えるところで本作が終わる。

来ない。クレアは来ないだろう。傷心で1人でテーブルに座るヴァージルを滑稽と思うだろうか? 僕は本作冒頭の1人で朝食を取る彼の方が、よっぽど滑稽に観えた。

 

ヴァージルは1人ではなくなった。誰かといることを知ってしまったから。彼はこれから幸せにも不幸にもなれる。それが羨ましい。

いつか、彼の向かいに座って食事をする誰かが現れたら良いと思うし、それはそんなに遠くないことだと『期待』している。

晴天の霹靂は夜に響く

ビックリすることはビックリするから、ビックリする。……何を言っているか分からないだろうけど、本当にビックリしたことがあったので許してほしい。

 

2017年も1月2日の21時となれば、正月気分も薄れてくる。僕が部屋で映画『鑑定士と顔のない依頼人』を観てる最中に、そのビックリする報告が届いた。LINEで。しかも、LINEグループで。

映画を観ていた約15分間でLINEグループはその話で持ちきりどころか驚きも一息ついた雰囲気で、今更僕が驚く発言をする感じじゃない。ってか、言葉に、ならないよー。

とはいえ何か発言しなくてはと思いLINEグループに一言絞り出して、予定していた通りバーに呑みに行くために着替えて外に出た。

 

昨夜よりも少し寒いかもしれないけど、例年に比べれば温かい方で。今冬、まだマフラーを巻いてない僕は首をコートに埋めながら、人がチラホラと歩く恵比寿西1丁目へと足を進める。

 

今夜伺う『C's bar』は昨年2016年9月にオープンしたバー。普段はなかなか行けてないのだけど、実は元旦から開けていたという噂を聞いて新年のご挨拶に。

マスターのヤマさんは恵比寿の別のバーで長年働いておられた、40代後半のナイスミドル。白が混じる髪をオールバックで固める面持ちは一見怖そうだけど、実はヤンチャで可愛い御方。

 

 f:id:yebisu15:20170103194519j:image

雑居ビル地下にあるC's barはちょっとした隠れ家気分。ドアを開けてヤマさんに「今年もよろしくお願いします」と伝えたて早々に、僕は別の話を切り出した。

 

「ヤマさん、聞いてくださいよ。新年早々ビックリしたことがあって。僕の父68歳に彼女が出来たって報告があったんですよ、しかも家族LINEグループに!」

「ありゃ、それはめでたいことで。おめでとうございます」

 

2年前に母が他界した時、父は田舎に1人で留まることを選んだ。なんとなく、父はずっと1人で暮らしていくんだろうと思っていた。飄々と生きてきた父が彼女を作るイメージがなかったのもある。

 でも、そうか。ヤマさんの言うとり「めでたいこと」なのだろう。ずっと1人でいるのも、さすがの父も寂しかったのかもしれない。

 

……でも、なんか、まだ、不思議な、感じが、するんだなー。

 

f:id:yebisu15:20170103195236j:image

「めでたいし、正月なんで、日本酒はサービスで」と、ヤマさんは久保田を注いだ升をくれた。普段は日本酒って雰囲気じゃないC's barだけど、正月気分で嬉しいサービス。

ハイボール(C's barのハイボールは、基本はオールド・パーで用意される)をチェイサーに日本酒をちびちび。久々とのヤマさんの会話も手伝って楽しく呑む。

 

f:id:yebisu15:20170103195745j:image

「イゴちゃん、松前漬け食べられる?」と、ヤマさんの御家族お手製の松前漬けを頂く。「日本酒に合うと思ってね、薄味で作ってもらったの」 と、心温かいサービス。

 

f:id:yebisu15:20170103200031j:image

 「イゴちゃん、煮物食べる?」と、またまたヤマさんからサービスが。美味いっす、嬉しいっす、なんか至れり尽くせりで申し訳ないっす!

 

その後、呑み友達のご夫婦も「ヤマさん、あけましておめでとー」と来店されて、4人で久保田をちびちび笑って呑みましたとさ。そうね、父もこの呑み友達ご夫婦みたいに、誰かと一緒の方が良いに決まってるよね。

 

……僕は彼女も奥さんもおらず、ひとりぼっちやけどな!

 

f:id:yebisu15:20170103200232j:image

普段のC's barは気軽に来れる大人の隠れ家バー的な……、っていうか、ヤマさんさんの人柄もあってアットホームに美味しいカクテルを呑めるバーです。

上記の写真はロンサカパにスモークの香りをつけるもの。ロンサカパでなくても「スモークで」とお願いすれば対応してくださるはず。ぜひ、ちょっとした遊び心を楽しんでください。

 

 

夜も深まったころ、別の呑み友達夫婦から「Libで呑んでるー」とお誘いがあり店を移動したら、そこには別の友人夫婦もいて。みんなで楽しく酔っ払った話は、また別の機会に。

 

ってか、みんな夫婦で何だか久々に羨ましかったよてやんでーばーろーちくしょー!

恵比寿、元日の夜はメイドさんと日本酒を。

「恵比寿の大晦日から元旦にかけては静か」と、書いたのは昨日の記事。それも24時間経った元日の夜に比べれば可愛いもので。


食べログで恵比寿駅前のバーで検索すれば344店舗もヒットするのに、開いていたバーは(大手チェーン店や恵比寿横丁を除けば)1%以下だったかも。

23時頃の恵比寿銀座通りの静けさも、次の写真の通り。人が通ってないどころか、お店からの気配も感じられなくないです?

 

f:id:yebisu15:20170102160658j:image

 21時頃に家を出た時は「1人でブラついて、知らないバーでも元日から乗り込んでみよー」とドキドキしてたのに、恵比寿西から恵比寿南、恵比寿駅東口界隈をグルッと回って愕然として。どこもやってねーよ。

 

「どこか、どこかバーの灯りはありませんか?」と、彷徨って目に飛び込んできたのが次の看板……。

 

f:id:yebisu15:20170102161319j:image

 恵比寿初のメイドバーとして昨年2016年にオープンした『ENTRY』はカジュアルなメイドさん達がいるらしく、入店時の「おかえりなさいませ、ご主人様♪」という”ルール”もない気軽なメイドバーなんだとか。

 

オーナーさんの1人と知り合いなので何度か伺ったことはあるのだけど正直得意な空間ではなく、メイドさんとの会話も思い出せないレベルで。それでも、他に目につくバーもなく……。

「確か、正月三が日は日本酒が振舞われてたはず……」と、トボトボと入店。

 

f:id:yebisu15:20170102162511j:image

 メイドさんの「いらっしゃいませー」という歓迎と同時に目に飛び込んできた、酒樽。早く呑めと煽ってくる、升。

メイドバーらしからぬ光景に気が触れてしまったのか、はたまた静かな恵比寿の夜を彷徨った寂しさからか、酒樽に飛びついた僕。

 

f:id:yebisu15:20170102163046j:image

なんてね。

蓋を開けてみれば、知り合いの次期店長さんや別のバーの呑み友達もいたりして。日本酒片手に楽しい元日の夜を過ごしました。やっぱり、メイドさんとは何も話さなかったけどね!

 

恵比寿初のメイドバーENTRYさんは、メイドに詳しくなくても気軽に行けるカジュアルなバーです。「メイドさんって興味があるけどハードル高くて」って女の子にもオススメかも。

料金設定は、深夜呑み放題で男性1人で60分3,000円。女性は2,700円。2回目以降は90分で同額で呑めるのでお安いはず。詳しくはENTRYさんのサイトで確認してくださいね。

 

f:id:yebisu15:20170102164859j:image

呑み友達とアホな話をしつつ、日本酒を煽りつつ。更けていく元日の夜を楽しく過ごせました。

とはいえ、「来年の元日はもっと楽しい恵比寿の夜を過ごせるよう、何か考えんとあかんかもねー」と鬼が笑うようなことも思ったり。